「アレルギー」について

 

今、「アレルギー」という言葉は完全に市民権を得て、どうどうと一人歩きを始めています。

 

今の世の中、何かのアレルギーを持っていないと何か一人前でないような感さえします。


医者のほうも「ああ、これはアレルギーですね。」

患者のほうも「ああ、これはアレルギーなんですか」で終り。


これを聞いて、医者も患者も「どうかしている」と感じる私は「どうかしている」んでしょうか?


そもそも人間の体は、外界の異物に対していろいろ反応することによって生きています。

 

インフルエンザウイルスに対して生体が熱を出したり、咳をしたり、寒さに対してトリ肌がたったり、腐ったものを食べて下痢したり、吐いたりする、こういう反応を免疫反応と言います。


この免疫反応は本来、人間の体を守る防衛反応なんですが、時と場合によりその人にとって不都合な症状として現れてくることがあるのです。

 

卵を食べて蕁麻疹が起こったり、ソバを食べて意識不明の状態になったり、スギの花粉をたくさん吸入してくしゃみや鼻水が出たりする、体にとって不都合な反応をアレルギー反応と言います。


要するに免疫反応のうちで、生体に不利になる反応をアレルギー反応と言うのです。

 

おわかりになったと思いますが、免疫反応もアレルギー反応も人間の体にとってみると珍しいことではなく、ごくごく当たり前の事なのです。

 

人間が、その置かれている環境に対していろいろ反応するのは当たり前ですから。


湿疹ができた、アトピーだと言われた、と言ってすぐ、卵アレルギではないか?牛乳アレルギーではないか?花粉アレルギではないか?と、話を持っていくほうがおかしいのです。

 

話の順番として、卵を食べると必ず湿疹ができる、花粉の飛ぶ時期になるといつも蕁麻疹ができる、のならばそれは卵や花粉がアレルギーの原因として考えられます。

 

しかし卵を食べていないのに湿疹が悪くなったり、花粉の飛ぶ時期でもないのに蕁麻疹ができたりすればそれは卵によるアレルギー、花粉によるアレルギーとは言えません。


ではなぜ湿疹や花粉症ができるようになったのでしょうか?

 

いえる事は、その人の体がいろいろ変わってきているのだろう、という事。

昔はできなかったものが最近できるようになってきている、という事。

 

体質が変わってきたのだろうと言えば、そうかもしれません。


私たちの生活環境はどんどん変わってきています。

 

野菜嫌いの子が増えています。

ハンバーガーショップが異常に台頭しています。

柔らかいものでないと子供は食べません。

自動車、工場からの排気ガス、大気汚染もどんどん進んでいます。

受験地獄は年々エスカレート するばかりです。

地球環境規模で言えば、オゾン層は破壊されて有害な紫外線はサンサンと地球に降り注いでいます。

会社からは年功序列性が消え、終身雇用制度もバブルの崩壊と共に消えようとしています。

 

世の中全部いらいらのかたまりでストレスだらけと言えるかも知れません。


最近アレルギー、アレルギーと言われる事が多いのは、私たちの体が発している一種の警告反応なのではないでしょうか?

 

もう一度、今の自分の生活の在り方を考えてみるいい機会なのではないでしょうか?


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