イメージの力(暗示の力)

 

以前、人間は自然治癒力が弱くなってきているから、病気になったり、病気になってなかなか治らなくなってしまうのだ、と言うことを書きました。

 

この事を少し具体的に書いてみたいと思います。


ある患者さんとの会話(その1)。再来で。


私「どうですか?ニキビの具合は?この2週間で少し変化がありましたか?」


患者「いや、全然変化がありません。というよりも、少し数が増えているような気がします。」


ある患者さんとの会話(その2)。再来で。


私「どうですか?身体の痒みは大分とれましたか?夜はよく眠れるようになりましたか?」


患者「いや、まだ痒いのが気になるんです。夜も時々目が覚めてしまいます。」


こういう返事を聞いていると、「ああこの人は、なかなか治らないなあ」とつい思ってしまいます。

 

僕が何を言いたいのか、わかりますか?


たった1~2週間で病気が完全に治るなんて事はありません。

 

ただ、その期間の中で起こったことを如何に自分に都合よく考えられるかどうか?です。

 

そう、発想が否定的なんですよ。発想が。

 

病気を治そうとする場合、このような否定的発想を続けているかぎり、なかなか病気は治りません。


じゃあ、どうすればいいのか?肯定的発想とはどういう発想なのか?


(その1)の場合。

 

「以前より数は増えているんですが、大きさは以前ほど大きくならないようです。」

 

「そういえば、全体の赤みは少しとれてきているような気がします。」

 

こんなふうに答えれば、ずいぶんとイメージは違うのではないでしょうか?


(その2)の場合。

 

「まだ、痒いのですが、以前よりは大分いいような気がしています。」

 

「以前は、夜は3~4回目が覚めていたんですが、今は1~2回に減ってきました。」

 

こんなふうに答えれば、ずいぶんとイメージは違うのではないでしょうか?


少しでも良くなってきている所を見つけて、それを話すように心がける事。

 

例文を読んでみて、否定的発想と肯定的発想の違い、わかっていただけましたか?


病気に関して言えば、いいイメージをいつも持てるように練習していけば、病気は治ってくる。

 

いいイメージを持つ、とは、瞑想のトレーニングもあるけれども、一般的には「考え方」と「しゃべる言葉」なんです。


「もう治らないような気がする」と考えて「治るのは諦めました」としゃべるような人なら、それはもう治らない。

 

自分自身に暗示がかかってしまっているから、もうダメなんだ。


しかし、そこでもう一度「もしかしたら治るかもしれないから頑張ってみよう」と考えて「一所懸命治るところに向けて頑張ってみます。」としゃべれる人なら、もしかしたら治るかも知れないのだ。

 

私の所に来て治療している人には、できるだけそういうふうに考えて、しゃべってもらおうと思ってやっている。

 

自分に対していいイメージを持ってもらうことが一番大切なんだ。

 

実際これで良くなって来ている人が沢山いるので医者は楽しい。


これは勉強も同じ。始めから難しいことが充分理解できるはずがないんだ。

 

「今日はここが理解できた。」「今日は、昨日わからなかったことがわかった。」というふうに肯定的に少しずつ進んでいけばいいんだよ。

 

始めから「ここも、あそこもわからなかった」「ああー、殆どわからなかった」と否定的に考えたら全てがそこで終わり。

 

全部わからなくなってしまうよ。


上の例は同じことを表現しているんだけれど、考え方、言い方が肯定的、否定的な違いだけ。

 

これがイメージトレーニングでなくて何なんだ。

 

自分に肯定的に少しずつ進んでいくことが大切。否定的な考え、言動はやめること。

 

自分で自分にいいイメージを与えてあげることが大切なんだ。


病気を治療するときは普通、医者は患者さんにいいイメージを作らせるように話をするもんだ。(と、僕は考えているんだけれど。そうじゃない医者なら医者を代えたほうがいい。)

 

だから、あなたの方からそのいいイメージを壊すことだけはやめたほうがいい。


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